京都に通天橋で有名な同名のお寺さんがありますが、こちらは武蔵小杉の東福寺。
境内に入ると左手に十三重石塔があり、その右手に二基の庚申塔が祀られています。
向かって右手に六臂合掌青面金剛像
上方に瑞雲付き日月
右上手に三叉戟、左上手に宝輪、両下手に弓矢
足下に三猿
「奉納庚申」「享保三戊戌天十月吉日」(1718年)
左側も青面金剛像
上方に瑞雲付き日月
右上手に三叉戟、左上手に宝輪、両下手に弓矢
足元に二鶏。足下に三猿
「奉造立庚申」「享保三戊戌十月十六日」(1718年)
2基の庚申塔は造立年月が一致しており、また持物などの像容が似ていますが、石工の表現や刻字が異なりますので、それぞれ別の施主により奉納されているように思えます。
はじめから東福寺の境内にあったのか、それとも近傍から遷座したか。